「一帯一路」共同建設国、中国の自動車輸出先として人気に―中国メディア

中国の2023年の「一帯一路」共同建設国への自動車商品輸出額は累計で前年比43.6%増の1171億ドルに達し、自動車商品輸出総額の55.9%を占めた。

中国の独自ブランドの自動車が世界に進出している。中国自動車工業協会がまとめた税関総署のデータによると、中国の2023年の「一帯一路」共同建設国への自動車商品輸出額は累計で前年比43.6%増の1171億ドルに達し、自動車商品輸出総額の55.9%を占めた。うち完成車輸出台数は同62.8%増の342万8000台で、完成車輸出台数全体の65.7%を占めた。データによると、中国の23年の自動車輸出台数は同57.4%増の522万1000台で、日本を抜き世界最大の自動車輸出国に躍進した。

中国の一部の自動車メーカーは「一帯一路」共同建設国での早期展開を行い、グローバル化した急速な事業展開と生産・販売台数の飛躍を実現した。「一帯一路」共同建設国において人気となっている自動車輸出先のうち、タイやマレーシアなどの東南アジア諸国、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの中東諸国で、複数の中国の自動車関連産業企業が「ローカライゼーション戦略」を推進し、現地へのトータル産業チェーンの輸出を実現しようとしている。統計によると、タイではBYD(比亜迪)、長城、長安、広汽、哪吒、国軒高科、均勝電子など10数社の中国完成車及び部品メーカーが現地での工場建設を発表、または建設を行っている。広汽集団のタイ・東部経済回廊(Eastern Economic Corridor:EEC)経済特区ラヨーン県における工場1期工事は7月の完成を予定しており、設計年間生産能力は5万台となっている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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