「キム・ミンジェの不在で守備陥落」韓国紙が“最終ラインのリーダー”の出場停止を悔やむ「宿題が明確になった」【アジア杯】

アジアカップ準決勝で韓国代表はヨルダン代表に0ー2で敗戦。韓国紙『Sports Chosun』は、出場停止だったCBキム・ミンジェの不在が致命的だったと報じた。

「“モンスター”キム・ミンジェが抜けた最終ラインは、絶望的だった。グループステージ初戦のバーレーン戦と準々決勝のオーストラリア戦で警告を受け、準決勝はスタンドから試合を見守らなければいけなかった」

韓国のユルゲン・クリンスマン監督は、キム・ミンジェの代役としてチョン・スンヒョンを指名。キム・ヨングォンとともにCBに起用した。それでも、「蓋を開けてみれば、ヨルダンの力強さと走力のあるCFヤザン・アル・ナイマト、ムサ・アル・タマリのドリブル、マフムード・アル・マルディのスピードに揺さぶられた。ヨルダンは韓国DFに速さがない点を狙ってきた」と同紙は試合を振り返った。
韓国はシュート数(8対17)、枠内シュート数(0対7)というスタッツが示すようにヨルダンの攻撃陣を止められなかった。同紙は、この点を指して「韓国代表の守備の宿題が明確になった。早急にキム・ミンジェとコンビを組むCBを探さないといけない。33歳のキム・ヨングォンは高水準でプレーできているが、2026年のワールドカップ時は35歳となる。サイドバックの発掘も必要だ」と、キム・ミンジェを除く最終ラインの刷新を求めた。

構成●THE DIGEST編集部

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