毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「ここナラええやん」と題して、笑福亭鉄瓶が「ここやったら行ってみてもええやんかぁ」と思うオススメスポットを独自の目線で紹介します!
※この記事は2月2日(金)に放送された内容です。
今回は奈良市で高級料理を味わえるお店に向かいます。JR奈良駅から徒歩5分以内。お店のような外観ではありませんが、レストラン「春暁」と書かれた看板が。
中に入ってみると、シャンデリアが素敵な空間が広がり、社長の劉 勇さんにお出迎え頂きました。春暁は2023年の10月1日にオープンし、まだ4カ月ほど。どのようなお店なんでしょうか?
春暁 社長・劉 勇さん
「創作中華料理のお店です。元々富雄に『飛天誠華』というお店がございまして、ミシュランガイドブックに2022年に掲載されて、その店がこちらに移転して「春暁」という創作中華のお店に生まれ変わりました。」
建物はとても大きいビルで、2階や3階もあるようです。早速案内していただくことになり、まずは2階へやってきました。このフロアは個室で中華料理を楽しめるようになっています。個室に入ってみると、高級感のあふれる空間が広がります。大事な人との食事や会議、家族のお祝い事などにもおすすめです。
3階はなにがあるのでしょうか?扉を開いてみると…宿泊施設が!広々とした空間には、リラックスするのにぴったりな大きなベッドやソファがあり、冷蔵庫のドリンク類は飲み放題。
部屋に使われている木材はすべて奈良県産吉野杉で、さらに、部屋の外にはヒノキの露天風呂とその目の前には小さな庭と石灯篭が。これらもすべて奈良のものを使っています。
春暁 社長・劉 勇さん
「わたしは奈良が大好きなんです。奈良の素晴らしい所を日本全国、世界中にアピールしたいです。」
露天風呂もお庭も、お部屋も最高のこちらのホテル。奈良旅館別館で予約ができるそうです。
奈良旅館別館 Sweet 「螢」「源」
宿泊 2名様 30,000円程度
しかし、ここに来たメインは高級料理!1階に戻り、「飛天誠華」がミシュランに掲載された時から現在の「春暁」まで料理を手掛けている料理長のもとへ。お料理のこだわりなどを聞いてみました。
春暁 料理長・池田 誠さん
「中華のジャンルにこだわらずに、フレンチや和のテイストを入れて、新しい中華を心がけています。」
春暁で使われている器にもこだわりが。奈良県の伝統的な焼き物「赤膚焼」の器を使っています。
今回用意していただいたのは「春暁コース」。本来は順番に提供される15品あるメニューが目の前に並ぶさまは圧巻です。
まずいただくのは「大和ポーク角煮とポルチーニ茸 ビーツハムスイコウ」です。
赤い生地を割ると中からは餡につつまれた大和ポークとポルチーニ茸が出てきました。下には奈良県産のごぼうチップが敷かれています。
次は「フォアグラと五條あんぽ柿と梨の中国パン」です。
せいろに入ったふわふわの白い中国パンの中に、奈良県産の梨、キャラメリゼされたフォアグラ、五條産のあんぽ柿を挟んでいただきます。とてもさっぱりしていて、キャラメリゼのパリパリとした食感と梨のさっくりとした食感がベストマッチです。
さらに、このコースの目玉「倭鴨の自家製窯焼き北京ダック」の登場です。
北京ダックは店内にある窯で作っているこだわりの一品。皮のパリパリ感と脂の甘みで食べる手が止まりません。
最後は「気仙沼産フカヒレと飛鳥の古代米」です。
器の中の黒い粒が古代米で、こちらとフカヒレを混ぜていただくものだそう。一口食べた鉄瓶さんが、おいしさのあまり黙り込んでしまうほどの衝撃!
他にも「海老 ミカンとパイナップル、アボカドのオーロラソース」、「大和牛サーロインステーキと季節野菜 3色ソース」、「天理の近藤豆腐の麻婆豆腐 奈良茶飯」、「竹炭の黒団子」、「冷たい杏仁豆腐 温かい杏仁豆腐」、「杉林漢高山茶 ひしおのマーラーカオ」など、名前だけでも独創性にあふれ、おいしそうなぜい沢メニューが満載です。
春暁 社長・劉 勇さん
「当店は奈良の素晴らしい食材を使わせていただいて、最高の料理を提供しております。奈良には非常に素晴らしい食材、おいしいお野菜、お肉がございます。その素晴らしい奈良をこのお店を通して日本全国、そして世界中の人々に発信していきたいです。」
細かいところまで奈良に対する愛を感じる春暁さん。お料理はもちろん、宿泊施設までラグジュアリーな空間で、全身で奈良を感じに是非訪れてみてはいかがでしょうか。