ヘンリー王子、ロンドン入り&がん公表の父チャールズ国王をお見舞い がんは早期発見とスナク首相

ヘンリー王子ロンドン入り がん公表の父チャールズ国王と面会(C)Zeta Image

チャールズ国王ががんを公表したことをうけ、王室を離脱し、米カリフォルニア州で妻メーガン妃や子どもたちと暮らしているヘンリー王子が、イギリスに単身帰国。父を見舞ったようだ。

Peopleによると、ヘンリー王子は現地時間2月5日にロサンゼルスを発つフライトに乗り、翌6日にロンドンに到着。王子が乗っているとみられる黒いSUVが、ヒースロー空港から国王が皇太子時代から暮らすクラレンスハウスまで警察に先導される様子がキャッチされたそうだ。メーガン妃や子どもたちはカリフォルニアに残り、一人で帰国したものとみられる。

王室では5日に国王にがんが見つかったことを発表。「標準的な治療」を開始したと明らかにした。「治療に対し全面的に前向きな姿勢で、公務に戻るのを楽しみにしている」と発表している。BBCによると、75歳の国王は滞在していたノーフォーク州のサンドリンガムハウスからロンドンに戻っており、外来治療を受けるようだ。がんの種類やステージ、予後など詳細は明かされていない。

これをうけ、6日にスナク首相がBBCに対し、「ありがたいことに幸い早期に発見されたので、必要な治療を受け、完全に回復することだろう。これが我々全員の願いだ」とコメント。定例の謁見については、「詳細は控えるが、通常通り連絡を取り続ける」と述べた。王室によると、国王はしばらく、イベント出席など人前に出る公務は控えるが、公文書へのサインや謁見など、君主としての職務は続けるとしている。

王室は4日の声明で、「憶測を避けるために公表した。世界中にいるがん関連患者への理解が深まることを願う」とし、詳しい病状については公表を控えているが、彼ら自身も国王のがん発覚に衝撃を受けているそうだ。

「聞いたとき、本当にショックを受けました」と関係者がコメント。「国王は元気がないように見えます。身近な人を亡くしたばかり(2022年に母エリザベス女王、2021年に父フィリップ殿下)ですので、自覚はなくても悲しんでいるのかもしれません。消耗することだと思います」と述べている。

© ブロードメディア株式会社