カキを扱う飲食店は…しっかり対策中 食中毒注意報発令中の「ノロウイルス」 加熱はとても効果的 大分

現在、食中毒注意報が出され、引き続き注意が必要なのが下痢やおう吐などを引き起こすノロウイルスです。

2月4日までの1週間、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者は1医療機関あたり13.17人でした。

ノロウイルスは乾燥や寒さに強く冬に流行するのが特徴です。
ウイルスに汚染された食品を食べることでの感染が多いため、予防のためには調理の際の対策が重要です。

こちらは食材にカキを扱う大分市の飲食店です。
ノロウイルスはカキなど二枚貝を原因として感染することがあるため、普段から対策を徹底しています。

◆七村酒店オーナー小野育洋さん
「基本的にはカキを注文された際は必ず手洗いをして消毒をしてまたナイフまで全部消毒もしてそれから開けるようにしている」

そして、カキは複数の従業員で調理せず、カキを扱った従業員がほかの食材を触らないようにしています。
また、生食用のカキの仕入れ先は安全基準を満たしているか、現地で直接確認した業者のみに限定しているということです。

◆七村酒店オーナー小野育洋さん
「一度(食中毒が)出てしまったら営業が出来なくなったりとかお客さんの体調を崩すことにもなるので特にそれ(対策)は意識してやっている」

ノロウイルス対策としては十分な加熱調理も効果的で、85度以上の温度で1分30秒以上加熱すると死滅するとされています。
県は、3月にかけてノロウイルスによる食中毒が発生しやすい時期が続くとして、自宅での調理の際も手洗いや調理器具の消毒、食品の加熱などの対策を徹底するよう呼びかけています。

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