外国籍の男名乗り「暗号資産が買い時」銀行から借金し入金、45歳女性が2000万円被害

滋賀県警大津北署

 滋賀県警大津北署は7日、大津市の地方公務員の女性(45)が外国籍の男を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、現金計約2千万円をだまし取られたと発表した。国際ロマンス詐欺事件とみて捜査している。

 同署によると、女性は昨年8月中旬、メッセンジャーアプリなどでこの人物と知り合った。メッセージをやりとりする中で「日本に行ってあなたに会いたい」「暗号資産が買い時。私が教えるのでやってみないか」と投資話を持ちかけられ、9月13日までの間に17回にわたり現金を入金した。

 女性は入金を続けるため銀行から金を借りていた。借金の返済に利益を引き出そうとしたら「サービス料」を求められたことから、親族に相談し、詐欺だと気付いたという。

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