ウクライナ首都などにミサイル攻撃、死傷者も

ウクライナ当局は7日朝、首都キーウなどの都市にロシアのミサイル攻撃があったと発表した。少なくとも3人が死亡し、11人が負傷したという。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キーウで2人が殺害され、10人がけがを負ったと明らかにした。

キーウのヴィタリ・クリチェンコ市長は、撃墜されたミサイルが送電線を破壊したため、市内の一部世帯が停電に見舞われていると述べた。

南部ミコライウのオレクサンドル・センケウィチ市長によると、同市では男性1人が病院に搬送された後に死亡した。

また、数人が治療を受けているほか、住宅やガス供給、水道などに被害が出ているという。

南部ハルキウでも爆発があった。軍当局は、インフラが被害を受けたと報告している。

ウクライナではこの日、午前6時に全土に空襲警報が出された。

ウクライナ空軍によると、ロシアの巡航ミサイルはリヴィウやテルノピリ、イヴァノ=フランキウスクなどの西部地域の上空でも検知されたという。

ロシアが2022年2月24日に侵攻して以来、ウクライナは頻繁に空爆を受けている。ロシア軍はドローンやミサイルなど、さまざまな種類の兵器を定期的に攻撃に使用している。

(英語記事

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