【節分】京都駅から近くて京都を感じる法住寺 節分会

節分に京都に来たら、各所で行われている節分祭へ

京都の寺社では特色ある行事が行われます。心の邪気や疫病、天災などを退散し福を呼び込む行事です。
鬼を祓う追儺式や、芸舞妓や年男・年女による豆まきなど、2/3の節分前後に、各地で賑やかに催されています。壬生寺さんや、吉田神社さんが有名です。京都で行われている節分祭一覧はこちらです。
それぞれのお家で、ココという神社や、お寺さんが決まっているかと思います。ちなみに、我が家は吉田神社さんにお参りにいきます。今年は、京都駅付近に用事があったということもあり、法住寺の節分祭に伺ってみました。

天狗に続き、赤、黒、青の鬼が登場。

太鼓に合わせて足を振り上げ、力強く踏みしめながら踊るように護摩壇を回ります。舞妓さんが丸めたお餅を使ったぜんざいなどが振舞われます。鬼法楽の後、舞妓さんが豆を配ってくださいます。

天狗が、最後に笹酒のお振舞いをしてくださいます。

法住寺について

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法住寺は、平安時代の歴史と文化を伝える貴重な寺院です。後白河法皇の足跡をたどることができます。

法住寺は、後白河法皇が創建した寺院で、法華八講や五重塔の落慶供養など、多くの歴史的な出来事がありました。

法住寺の歴史と後白河法皇の関係について

法住寺は、平安時代に藤原為光公が創建した寺院です。為光公は、夫人と娘の忯子の菩提を弔うために建立しました。忯子は花山天皇の后でしたが、若くして亡くなりました。その悲しみに耐えかねた天皇は、出家して法皇となりました。

法住寺は、当初は広大な敷地に多くの堂塔を有していましたが、火災や戦乱で次第に衰退しました。しかし、後白河天皇が院政を行った時代に再興されました。後白河天皇は、法住寺の地を院御所として選び、新造御所や蓮華王院などを建てました。蓮華王院には、現在も残る三十三間堂があります。ここには、千体の観音像が安置されています。
後白河天皇は、仏教信仰に篤く、日吉や熊野の神々を勧請したり、比叡山の妙法院を移したりしました。また、自ら出家して法皇となり、仏事に励みました。法住寺は、後白河法皇の法号にちなんで名付けられたとも言われています。
法皇は六条殿で崩御され、法住寺の法華堂に葬られました。明治維新までは妙法院の院家として、身代り不動尊や後白河天皇陵を守ってきましたが、維新後は大興徳院と改称し、親鸞上人御自作の阿弥陀如来像と上人坐像を安置しました。浄土真宗の開宗に深い由緒を持つ寺院として、採灯大護摩供などの修験の法流を継承しています。昭和三十年には、法住寺と再び名乗ることになりました。

毎年恒例:吉田神社さんの節分祭にお参りしたら、コレ!

今年も母は吉田神社さんの節分祭に行きました。
吉田さんに行ったら節分にしか買えないこのお菓子をぜひお土産に。

節分祭 限定販売!「鬼の生八ツ橋」

聖護院八ツ橋総本店の節分限定、鬼の生八ツ橋。箱が鬼のお面になるようになっている。

節分祭 限定販売!「懸想餅」

二月の節分祭といえば、西尾では「懸想餅」

「懸想餅=恋餅(こいもち)」は、須賀神社の恋愛成就のお守り「懸想文」に由来する、紅白のふわふわしたお餅です。白いお餅には鮮やかな緑色のうぐいす餡が、ピンクのお餅には白餡が入っていて、甘さ控えめで上品な味わいです。節分祭の2日間だけ、本店・熊野店・熊野神社茶店の3店舗で限定販売されます!

どちらも参拝を済ませた方たちの縁起をかついだお土産として、また、毎年節分しかいただくことのできないからこそ楽しみなお菓子です。

editor:Hiroko Chino

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