「医療費の還付金が受け取れる」…市職員を装った男、女性に49万円振り込ませる

 鹿児島西署と県警組織犯罪対策課は7日、鹿児島市の職員を装い医療費の還付金名目で現金をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺と窃盗の疑いで、本籍千葉県流山市、住所不定、無職の男(25)を逮捕した。

 逮捕容疑は2023年10月4日、氏名不詳者らと共謀して鹿児島市の60代女性に電話し、市職員を装い「医療費の還付金が受け取れる」などとだまし、市内の現金自動預払機(ATM)の操作を指示。女性の口座から容疑者らが管理する口座に約49万円を振り込ませ、現金を引き出した疑い。

 同署によると、女性は振り込み後、明細を見て不審に思い同署に相談した。容疑者は「同じ頃、他人のキャッシュカードでお金を引き出していた」と供述しているが、容疑については「思い出せない」と否認している。

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