ノロウイルスを検出「恵方巻」など食べた176人が下痢・嘔吐など食中毒症状 島根県内の製造業者を5日間営業停止

1月31日から2月4日にかけ、益田市の業者が製造・提供した恵方巻などを食べた176人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を発症していたことが分かりました。

患者などからノロウイルスが検出されました

島根県によりますと4日、益田市内の医療機関から益田保健所に「市内の施設が製造した巻きずしを食べた4人が胃腸炎症状を呈し受診した」などとする連絡がありました。

保健所が調査したところ、2月1日と2日に益田市内の総菜製造業者「ちるちるみちる」が製造した巻き寿司を食べた138人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えたほか、同じ業者が経営する飲食店を、1月30日から2月4日にかけて利用した38人も、下痢や嘔吐症状を訴えたということです。

検査の結果、患者6人と製造業者の11人の便からノロウイルスを検出されました。

保健所はこの施設が原因の食中毒と断定し、2月6日から10日まで、5日間の営業停止処分としました。

島根県は、冬季の食中毒注意報を発表中で、食事や調理の前、トイレの後には必ず手洗いするなど、注意を呼びかけています。

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