ロッテ・秋山正雲、磨いてきた直球は「良かった」柿沼も「やりたいことができている」と評価〜7日の石垣島春季キャンプ〜

◆ ライブBPを実施

ロッテの石垣島春季キャンプは7日、第2クールがスタートした。

このクールからライブBPなど実戦を想定した練習も入ってきた。この日は中森俊介、古谷拓郎、大谷輝龍、田中晴也、秋山正雲、田中楓基、永島田輝斗の順番にライブBPに登板。

秋山はライブBPに登板し、打者4人(和田康士朗、髙部瑛斗、佐藤都志也、愛斗)と対戦して21球を投げ、安打性の当たりを許したのは4本、空振りは1球だった。

1月の自主トレ中の取材で「今はチームに求められているというか、球速を上げることを目的としてやっているので、(球速を)上げるための下半身の移動だったり、移動する速さを求めてやっています」と“力強いストレート”を求めて練習を行ってきたが、ライブBPでのストレートについて「良かったと思います。(ストレートに強さが)出てきたと思いますね」と手応え。

秋山の球を受けた柿沼友哉も「フェニックスでもインコースを食い込んできたいと話していて、その中で強さを出していきたいと思っていると思うんですけど、強さを出しながらインコースに投げ込むというところは、できている感じはしましたね。逆球とかもあまりなかったので、やりたいことができている感じがしました」と評価した。

秋山はこのキャンプでは「紅白戦とかもあるのでアピールして本島にいけるようにしたい」とし、「攻めるピッチングをアピールできればいいかなと思います」と意気込んだ。

◆ 新人の大谷もライブBPに登板

ドラフト2位ルーキー・大谷(日本海・富山)もライブBPに登板し、打者4人(藤原恭大、藤岡裕大、石川慎吾、中村奨吾)と対戦して21球を投げ、2安打、空振りは1球。

大谷の球を受けた柿沼は「真っ直ぐは強かったですね」と評価。「僕は初めて捕ったので、まだなんとも言えないですけど」と前置きをした上で、「今日僕が思ったのは、初めて投げるので力が入っていたのかもわからないですけど、引っ掛けている感じのマッスラ系が気になりました」とのこと。

続けて柿沼は「普段はどうなのかなという話を(大谷と)したりとかしましたね。“こういう時に、こうなる”という大谷自身の特徴みたいなものも、わかればいいかなと思います」と話した。

◆ 野手も今季初めて投手と対戦

投手が今季初めて打者に対して投げれば、野手陣も投手と今季初めての対戦したことになる。

野手陣では藤原、藤岡、石川、中村、岡、髙部、佐藤、愛斗、和田がライブBPで投手と対戦。

この日のライブBPでは中森、古谷、大谷と対戦し、古谷から安打性の当たりを2本放った藤岡は、今季初の投手との対戦に「まだまだ、ピッチャーのボールを見たのが初めてなので、そこはここから数をこなしていければなんとかなるかなと思います」と振り返った。

取材・文=岩下雄太

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