子どもの「朝起きられない」を変える!今すぐできる3つの食習慣

子どものココロと体を整える!分子栄養学カウンセラーで、サンキュ!STYLEライターの山下みほこです。

「朝、子どもがなかなか起きてくれない」そんなお困りないですか?

なかなか起きてこないと「早く起きなさい~!」と怒りたくなりますよね。今日は毎朝忙しくがんばっている人へ向けて、食習慣の観点からみた子どもが朝起きられない原因と、対策についてお伝えしますね!

朝、起きられない子の特徴

朝起きられない子の特徴のチェックリストをあげてみましました。お子さんはいくつぐらい当てはまりますか?

・歯ぎしりをする
・少食
・夜中に目を覚ます
・悪夢にうなされる
・寝汗がひどい
・朝起きてすぐ「疲れた」と言う
・コーラ・ジュースをよく飲む
・夕飯は小麦製品が多い
・寝ぐせがひどい
・必ず食後にデザート(アイスなど)を食べている

たくさん当てはまった子は、ちょっとした習慣で朝元気に起きられるように変わっていきますよ。

夜中に体は大忙し!

チェックリストにたくさん当てはまったお子さんへのキーワードは「夜間低血糖」です。

低血糖になると、「副腎」という器官からアドレナリンやコルチゾールというホルモンを分泌します。
この時、自律神経は「交感神経優位」に働きます。

本来寝ているときは、副交感神経優位でリラックスしている状態ですが、低血糖があると寝ているのに交感神経を働かせ、アドレナリンで興奮状態。

寝ている間も体は血糖を上げることで大忙しで、朝起きたときにぐったり。ということになってしまいます。

交感神経優位の体の働きとして
・体が過緊張になり、歯ぎしり・食いしばり
・毛根がキュッとしまって寝ぐせがひどくなる
・汗をかく
こんな症状が現れます。

今日からできる対策3つ

夜間の低血糖を防ぐためにできる対策を3つお伝えします。

対策1:寝る前の補食

夜ごはんの時間が早いお子さんほど、朝ごはんまでの空腹時間が長くなります。

チェックリストから「夜間低血糖になってるかも?」という場合は、寝る前の補食を取り入れてみて下さい。
・小さなおにぎり
・バナナなど果物
・お味噌汁やスープ
こういった、血糖を上げ過ぎないものを選びましょう。

これがケーキやアイスなど高血糖になりやすい食べ物だと、血糖値乱高下で夜間低血糖になってしまいます。

夜間低血糖を予防する対策を3つお伝えします。

対策2:血糖を上げやすいものを控える

ジュース・お菓子・小麦製品など、血糖を上げやすい食べ物を食べると、高血糖→インスリン分泌→低血糖となってしまいます。

食後のデザートが習慣になっていませんか?

対策3:3大栄養素を夕食に

糖質に偏った食事だと、すぐにエネルギーを使い切ってしまい長続きせずに低血糖になってしまいます。

・うどん
・ラーメン
・パスタ
など糖質に偏るのではなく、

肉・魚・卵といったたんぱく質や良質な油も一緒に食べましょう。

エネルギーを作る3大栄養素をしっかり摂ることで、エネルギーを長く続かせて、低血糖を予防することができます。

できることからアプローチ

食習慣の観点から対策を3つお伝えしましたが、いかがでしたか?

起きたいのに起きられない、というのはお子さんにとってもツラいので、一つずつできることからアプローチしていきましょう!

◆この記事を書いたのは・・・山下みほこ
分子栄養学で子どものココロと体を整えるための情報を発信中。

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