春節お見合いでの成功率を高めるため、男性がメークを始める?―中国メディア

中国メディアの封面新聞は7日、春節に関連し、「春節お見合いでの成功率を高めるため、男性がメークを始める?」とする記事を掲載した。

中国メディアの封面新聞は7日、春節(旧正月、今年は2月10日)に関連し、「春節お見合いでの成功率を高めるため、男性がメークを始める?」とする記事を掲載した。

今年の春節連休は10日から17日までの8連休で、23年より1日長い。政府は企業などに対し、有給休暇などの制度を活用して、従業員が旧暦大みそかの9日から休めるよう奨励している。

記事は、中国の若者にとって「一家だんらん」「親戚回り」「お見合い」がこの時期の最もなじみのある「3点セット」だとし、あるメーキャップアーティストの話として「お見合いでの成功率を高めるため、男性の間でメーク需要が高まっている」と伝えた。出張料金は通常時に比べて3倍以上の約200元(約4000円)となるが、7日間すでに予約でいっぱいだという。

記事は、中国の独身者は約2億4000万人に上り、20~49歳の独身男性の数は女性を上回っていることや、独身男性は(既婚者などに比べて)経済的負担が比較的軽いため、個人的な消費力が「解放」され、自己満足と自己改善を楽しむために自由に使える時間とお金があることが、メンズビューティー市場が急成長している原因の一つだと伝えた。

また、中国で「容貌焦慮」がネット流行語になったように、ルックスが重視される環境の中で、外見に自信が持てず、容姿に不安を感じる心境が男性の間でも広がっていると指摘。「男顔経済」の興隆により美容・スキンケア製品市場に新たな活力がもたらされているとも伝えた。

記事によると、男性スキンケア・美容業界の「主力」となっているのが47%のシェアを占める「95後」と呼ばれる1995~99年に生まれた現在20代後半の人々だという。(翻訳・編集/柳川)

© 株式会社 Record China