小田原市予算案 一般会計は4年連続過去最大 市立病院建て替え103億円

小田原市役所

 神奈川県小田原市は7日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計765億円は4年連続増で、総額も前年比4.5%増の1977億円となり4年連続で過去最大を更新した。

 歳入は国の定額減税の影響から個人市民税が5.1%減となり、市税全体でも7億円の減収。財源不足は国の地方交付税のほか、財政調整基金を取り崩し、市債発行も10.2%増額し補った。

 歳出は相次ぐ新規事業で投資的経費が6.3%増。高校生までとした小児医療費助成の対象拡大や新たに民間保育所で紙オムツ回収も始める。地域ポイントアプリなどによるデジタル化推進で1億5千万円を計上。このほか企業会計では市立病院の建て替えで事業費103億円を見込む。

【2024年度当初予算案】

一般会計 765億     円( 2.3%増)
特別会計 764億3500万円( 4.7%増)
企業会計 447億9300万円(30.5%増)
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総  額 1977億2800万円( 4.5%増)
※100万円未満切り捨て
※カッコ内は2023年度当初比

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