広がれ「MATSURIBA」 岩見さん 伴奏譜面提供 特別大祭テーマに作詞作曲【一関】

岩見さんが提供した「MATSURIBA」の伴奏用楽譜

 一関市室根町の室根神社特別大祭をテーマにした楽曲「MATSURIBA」を作詞・作曲したジャズギタリスト岩見淳三さん(横浜市)は、同曲の伴奏用楽譜を一関の室根まちづくり協議会に提供した。同神社の由来、和歌山とのつながりを歌った曲が広まるよう、同協議会は希望者に配布して活用を呼び掛けている。

 岩見さんは、室根神社が創建の際、熊野本宮大社から分霊の勧請を受けたことから一関と姉妹都市になっている和歌山県田辺市の出身。この縁で室根でのコンサートに出演するなどつながりを深め、2023年には同曲を制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」の岩見さんのチャンネルで公開しているほか、同協議会もむろね産業文化祭などで曲を流してPRしている。

 楽譜は手書きで、楽曲で岩見さんが受け持っているギター伴奏用のほか、ピアノ版も用意。23年末に同協議会に届き、室根市民センターでコピーを取るなど配布の準備が整った。イベントなどでの演奏を想定し、伴奏ボランティアも合わせて募っている。

 前回の特別大祭は新型コロナウイルスの感染拡大により中止となったが、今年10月に6年ぶりに行われる。特別な年に岩見さんは「少しでも多くの人に歌っていただくため活用してもらえたらうれしい」とメッセージを寄せている。

 問い合わせは同センター=0191(64)2347=へ。

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