豊作祈願多彩に 10日、農はだてのつどい 奥州・胆沢

10日に開かれる全日本農はだてのつどいのPRチラシ

 第35回全日本農はだてのつどい(いさわのまつり実行委員会主催)は、10日午後4時から奥州市胆沢南都田の胆沢野球場北側特設会場で開かれる。豊作を祈る恒例の「ワラと火のまつり」で、庭田植え再現や福餅つき、厄年連のつがい踊りなどが多彩に繰り広げられる。

 「農はだて」は、新年の農作業を始める日とされている。1年の豊作と安全を祈る年中行事を再興し、日本古来の文化の素晴らしさを見直すことを目的に1990年から続けられている。

 当日は午後3時30分開場。同4時から小学生による「縄ないチャンピオン決定戦」や主催者らによる豊作・祈願祭、行山流都鳥鹿踊(ししおどり)保存会の群舞がある。同5時20分からは、古くから受け継がれてきた庭田植えの再現、福餅つき、よさこいの披露も予定。同7時からは厄年連による引き継ぎ式とつがい踊り、福餅まきが行われ、同7時30分からの花火でフィナーレを飾る。

 会場では、景品が当たる福引き大会を開催。長さ3メートル以上の縄を製作して持参すると抽選券(先着300人)がもらえる。縁日や特産品、子ども向け遊具の各コーナーも設けられる。

 問い合わせは、市胆沢総合支所地域支援グループ=0197(34)0313=へ。

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