2月7日、アルピーヌは2024年WEC世界耐久選手権・ハイパーカークラスに参戦する2台のLMDhカー『アルピーヌA424』のカラーリングを発表。あわせて、すでにアナウンスされていた6名のドライバーの組み合わせを明らかにした。
昨季2023年のル・マン24時間レースの会期中に初公開され、同年8月にトラックデビューを果たしたオレカシャシーの新型プロトタイプカーは、ブルーを基調にトリコロールカラーのレッドをホワイトをアクセントに用いたカラーリングに彩られている。
既報のとおり2台のA424は、フィリップ・シノーが率いるシグナテックチームのスタッフによって運営され、3月2日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われるシーズンオープニングレースの『カタール1812km』で公式戦デビューを果たす予定だ。
今シーズン、アルピーヌは2年ぶりにWECのトップクラスに復帰することになるが、以前のLMP1プロジェクトでは1台のアルピーヌA480・ギブソンでフルシーズンを戦い、レースで勝利を収めている。その後、彼らは2023年に戦いの場をLMP2クラスに移し、翌年から行うハイパーカー・プロジェクトの準備を進めてきた。
2024年型アルピーヌF1のカラーリングもお披露目されたエンストンでの発表会では、メカクローム製V6シングルターボエンジンを搭載する新型LMDhカーの本戦用リバリーの初公開とともに、2台のマシンの乗り込むドライバーの振り分けも確認された。
アルピーヌは昨年11月、元ハースF1のミック・シューマッハーをはじめ、シャルル・ミレッシ、フェルディナンド・ハプスブルク、ポール・ループ・シャタン、ニコラ・ラピエール、マシュー・バキシビエールという計6名のドライバーを起用することを明らかにしたが、彼らのどちらの35号車と36号車のどちらに乗るのかは公表していなかった。
注目のシューマッハーは、バキシビエールとチーム最年長のラピエールと組んで36号車に。ハプスブルクとミレッシ、新加入のシャタンは姉妹車35号車に乗り込むことが決まった。
またアルピーヌは、この発表会において、メルセデスAMGのファクトリードライバーであるジュール・グーノンが、アルピーヌ・エンデュランス・チームのリザーブドライバーを務めることをアナウンスしている。
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