インテル・マイアミのJ・アルバ、対戦相手の神戸を称賛「プレスが効果的」「構築された攻撃が…」

プレシーズンマッチ「Inter Miami in Tokyo 2024」が7日に東京都の『国立競技場』で行われ、インテル・マイアミとヴィッセル神戸が対戦。試合はスコアレスのまま90分間が終了し、神戸がPK戦を4-3で制した。試合後、インテル・マイアミの選手として同試合にフル出場した元スペイン代表DFジョルディ・アルバが、報道陣の前で試合を振り返った。

試合の前半は神戸のペースで時計の針が進み、昨季の明治安田生命J1リーグで“個人3冠”を達成したFW大迫勇也が幾度となくゴールに迫る。だが、均衡を破ることができずに後半に突入すると、60分よりアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがピッチに登場し、インテル・マイアミの攻撃陣が躍動。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスやメッシにチャンスが到来しながらも、決め切ることはできなかった。

試合を振り返ったJ・アルバは「今日の試合は本当に拮抗した内容だったと思います」と語っただけでなく、「ヴィッセル神戸は手強いチームでした」と対戦相手を称賛。具体的には「ある程度の期間を一緒にプレーしてきているということで、プレスは非常に効果的でしたし、攻撃の際にも構築された形を持って前へ出ている印象でした」と述べ、「良い選手がたくさん揃っていました」と神戸へ賛辞を贈った。

一方、インテル・マイアミとしては「特に前半は相手チームが良いプレッシャーをかけてきたことで、僕らは苦しめられました」と難しい前半45分間となったことを認めつつも、「後半に入ってからは僕らの内容も良くなり、試合をコントロールすることができたと思います。レオが途中から入ってきたことも、非常にプラスに働きました」と発言。バルセロナ時代から共に戦ってきた“戦友”の存在感の大きさを明かした。

現在のJリーグと同様に春秋制のMLS(メジャーリーグ・サッカー)は、2月の最終週より2024シーズンが開幕を迎える。神戸と同じくリーグ戦の開幕をおよそ2週間後に控える中、J・アルバは「僕らのMLSのシーズンを迎えるにあたって、今日の試合は非常に役立つものだったと思います」と話し、「ここで得たものを含めて、良い形でシーズンの開幕を迎えられればと思っています」と新たなシーズンへ意気込んだ。

また、「個人的には何度か日本に来ています」というJ・アルバは、「今回も日本のみなさんに本当に素晴らしいおもてなしをいただいて、感謝しています」と、日本で過ごした時間に満足している様子だった。「チームとして本当に忘れられない経験になりました」と語ると、「できればこの先、また戻ってくる機会があれば嬉しいです」と、再来日を望んだ。

今後、神戸は17日に『FUJIFILM SUPER CUP 2024』で川崎フロンターレと対戦。一方、インテル・マイアミは15日にアメリカ合衆国で、メッシの古巣であるアルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズとのプレシーズンマッチに臨む。

【動画】インテル・マイアミの選手たちのスタジアム入りの様子

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