【カンボジア】23年1~11月の建設案件が減、認可額は倍増[建設]

カンボジアの国土整備・都市化・建設省が2023年1~11月に認可した建設投資案件は3,142件となり、前年同期から684件減少した。一方、認可総額は52億5,500万米ドル(約7,800億円)で倍増だった。プノンペン・ポスト(電子版)が1月31日伝えた。

財務経済省が発表したもので、建設地の総面積は前年同期比92.8%増の1,269万平方メートルだった。

11月単月では、建設投資案件が218件、建設地の総面積が36万2,517平方メートル、認可総額が1億4,570万米ドルだった。

カンボジア建設業者協会(CCA)のチブ・シブフェン・ゼネラルマネジャーは、23年1~11月の建設投資案件が減少する一方で認可額と建設地が拡大したことに言及。建設案件1件当たりの規模が大きいことを示していると指摘し、「主要な投資家、特に外国人投資家によるカンボジア投資への信頼感回復を示している」と主張した。

財務経済省によると、22年に国土管理・都市計画・建設省が認可した建設投資案件は4,275件で、21年から28件減少した。認可総額は46.8%減の29億6,800万米ドルだった。

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