連覇を目指すカタールがイランとの打ち合いを制してヨルダンの待つ決勝に進出【アジアカップ2023】

[写真:Getty Images]

アジアカップ2023準決勝、イラン代表vsカタール代表が7日に行われ、2-3でカタールが勝利して決勝に進出した。

準々決勝で日本代表を撃破したイランと、ウズベキスタン代表をPK戦の末に下した開催国かつ前回王者カタールの一戦。

イランは出場停止明けのタレミがアズムンと2トップを形成、[4-4-2]で臨んだ。対するカタールはアルモエズ・アリとアフィフの2トップとする[3-5-2]で臨んだ。

試合は開始4分に動く。ロングスローの流れからルーズボールをボックス左のアズムンがバイシクルシュートで見事ゴールに蹴り込んだ。

ファインゴールで先手を取ったイランが流れを引き寄せる立ち上がりとなっていたが、18分にカタールが追いつく。アフィフがボックス右でタメを作った流れからボックス手前のガベルがシュート。DFにディフレクトしたボールがゴールに吸い込まれた。

失点して前がかるイランに対し、追いついたカタールは32分に逆転のチャンス。カウンターの流れからアフィフがボックス内へ。GKと一対一となったが、シュートは正面を突いてしまった。

それでも43分にカタールが逆転する。ボックス左角でパスを受けたアフィフがカットインから見事なシュートをゴール右に突き刺した。

逆転されたイランは追加タイム3分、CKからカナニがボレーでゴールに迫るもゴールライン上のルーカス・メンデスにブロックされ、1-2で前半を終えた。

迎えた後半、開始1分にイランがPKを獲得。CKの流れからエザトラヒがシュートを放つと、イスマイール・モハンマドの手に当たってVARの末にPK判定となった。これをジャハンバフシュが決め、イランが追いついた。

直後のピンチをGKベイランヴァンドが凌いだイランは、75分に勝ち越しの好機。しかし、タレミ、アズムンと立て続けに放った枠内シュートはGKバルシャムとブアーラームのゴールライン前での好守に阻まれた。

すると82分、カタールのエースが大仕事。ハテムのシュートをボックス中央でカットしたアルモエズ・アリがゴール左へシュートを蹴り込んだ。

そしてアディショナルタイムに退場者を出したイランは追加タイム13分、ジャハンバフシュのシュートがポストに直撃。

異常に長く取られた追加タイムで何とかリードを保ったカタールが3-2で打ち勝ち、ヨルダンの待つ決勝に進出している。

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