ラ・リーガ23節終了時点で首位に立つレアル・マドリードは、現地時間2月10日に行われるジローナとの首位決戦において、トップチームに登録されている4人のCB全員を欠いた状態で臨む可能性が出てきている。スペインラジオ番組『Tiempo De Juego』が伝えている。
今シーズン、ラ・リーガ開幕節となったアスレティック•ビルバオ戦でエデル・ミリトンが左膝前十字靭帯断裂のゲガを負い長期離脱が確定すると、昨年12月のビジャレアル戦でダビド・アラバが同一箇所を負傷しシーズンアウトとなった。
2人の主力CBが長期離脱を強いられたことにより、今冬の移籍市場ではアラベスに期限付き移籍中のラファ・マリンのレンタルバックなどCB補強の噂もあったが、クラブは現有戦力でシーズンを戦い抜くことを決断した。
ところが、冬の移籍市場が閉幕した2月1日に行われたヘタフェ戦でアントニオ・リュディガーがメイソン・グリーンウッドとの接触によりハーフタイムで途中交代を余儀なくされると、4日のマドリードダービーを欠場し、7日の段階でランニングなどの別メニューでの調整が続いているという。
さらに、チームキャプテンであるナチョ・フェルナンデスまでも左脚の過負荷の症状により7日のチーム練習を回避しており、ジローナ戦まで残り3日というタイミングでCBが1人もいないという緊急事態に陥っている。
なお、ナチョ、リュディガーの2選手はジローナ戦に間に合う可能性も残っているというが、いずれにせよディフェンスラインに不安の残る状態での一戦となりそうだ。
一方、アウェイのジローナは前節のレアル・ソシエダ戦で退場処分となったミチェル監督が2試合のベンチ入り禁止処分と600ユーロ(約96000円)の罰金を受け、今節はベンチでの指揮は不可となった。また、DFのダレイ•ブリントも試合終了後に審判への抗議でイエローカードを受け、累積警告での出場停止処分が決定している。