きょう（木）は、太平洋側を中心に晴れて、日中は日差しに春らしさを感じられそうだ。日本海側は雲が広がりやすいものの、雪や雨の範囲はきのう（水）に比べて狭くなる見通し。ただ、関東の内陸はけさも冷え込みが強いため、雪の残る所は路面の凍結に注意が必要だ。

太平洋側　日中は広い範囲で晴れ

　きょう（木）大陸から高気圧が張り出してくる高気圧に覆われて、太平洋側を中心に晴れる見込み。午前中は、関東の沿岸部を中心に雲が広がりやすく、一部でにわか雨があるものの、日中は回復して各地とも日差しが届きそうだ。
　日本海側は上空の寒気の影響で雲が広がりやすく、雪や雨の降る所がある見込み。ただ、範囲は狭く、西日本の日本海側の雪や雨は、午後にはやむ所が多い見通し。沖縄や奄美は昼ごろにかけて雨が降りやすい見込み。

関東　雪の残る所は路面の凍結に注意

　けさも関東内陸を中心に冷え込みが強く、氷点下の所が多くなっている。特に橋の上やトンネルの出入り口付近、日陰になりやすい場所などは凍結しやすいため、雪が残っている所ではきょうも路面の凍結に注意が必要だ。

日中は太平洋側で日差しに春も

　日中の気温は関東から西で10℃以上の所が多く、朝は冷えても昼間は日差しの暖かさを感じられそうだ。雪が多く積もっている地域では、なだれや屋根からの落雪に注意が必要となる。

来週は春先の暖かさに

　週末にかけても太平洋側を中心に晴れて、月曜日以降は気温が高くなり、関東から西は15℃以上となる見込み。火曜日から水曜日は3月下旬から4月上旬並みの暖かさになる所もありそうだ。日本海側は雲が広がりやすく、土曜日から日曜日は北陸や北日本の広い範囲で雪や雨が降り、雷を伴う所もある見込み。連休明けは北陸や北日本も気温が高くなるため、雪の多い地域では、なだれや雪解けによる災害に注意が必要だ。

（気象予報士・及川藍）