ロッシー小川解雇後に岩谷麻優が初の公の場に!「WWEで試合したい気持ちはもちろんありますけど…」

7日、六本木にて『meetALIVE』と『琉球アスティーダ』が共催する、未来を照らすテクノロジーとスポーツ・エンターテインメントの融合イベント『六本木無限大記念大会』が開催。
カードゲームを中心とした上場企業『ブシロード』グループの女子プロレス団体『スターダム』の岩谷麻優がサイボウズの青野慶久社長とシングルマッチを行った。

世界をより楽しく、より豊かに変えようとしている企業や変化にチャレンジしている企業、特定業界に特化した尖ったノウハウを持つ企業や新しいテクノロジーを駆使し世界を驚かせようとしているイノベータと語らうコミュニティ『meet ALIVE』と、創業から約3年で卓球関連事業を本業とした初の上場企業となる卓球Tリーグ男子・琉球アスティーダを運営する『琉球アスティーダスポーツクラブ』が共催した経営者交流懇親会『meetALIVE』が50回目を迎えた。
この日は“初代タイガーマスク”佐山サトルの息子である『初代タイガーマスクネットワーク』代表の佐山聖斗が審査員を務めたプレゼンバトルロイヤル『六本木無限大記念大会』や、ももいろクローバーZプロデューサーでありスターダストプロモーション執行役員の川上アキラ氏による『ニッポンの可能性』をテーマにしたトークバトルが行われる中で、セミファイナルでは上場企業のソフトウェア開発会社サイボウズの青野慶久社長とIWGP女子王者の岩谷が『人生の可能性』をテーマにシングルマッチ45分1本勝負へ。

まず冒頭で岩谷がロッシー小川EPが解雇された件に触れ、「今プロレス界をお騒がせしていますし、私自身も親(ロッシー)が解雇されて初の表舞台なので…」と恐縮。
試合映像がスクリーンで流されると、初めてプロレスを見る経営者から多くの歓声があがる。続けて本イベントのプロデューサーである森脇匡紀さんにチョップを叩き込み、ガチで吹っ飛んで悶絶する森脇さんだったが「小指を脱臼しているので本気を出せなかった」と岩谷が語ると会場騒然。
そのまま岩谷の引きこもり時代のエピソードやデビューまでの経緯が語られ、スターダム旗揚げ時に6000円しか手持ちがなかった岩谷は風香GMが送ってくれた新幹線チケットを持ってコンビニ袋2つに下着を入れて家出した壮絶エピソードからスターダム初期の脱走歴を笑いながら語る。
そんな中、世IV虎(現:世志琥)と安川惡斗の事件の時に団体が潰れる覚悟をしたが、「団体を支えよう。支えるのは自分だ」という意識が芽生えて今があるという。

そして今後の話題となり、WWEへの興味を聞かれた岩谷は「ほんとにすごいですね。入場とか演出がすごかったりとか、ほんと会場もめちゃくちゃでかくて、端っこの席だったらリング米粒ぐらいしか見れない会場もあるじゃないですか?そんな会場で試合したりだとか気持ちいいだろうなぁ~自分も大歓声浴びて試合したいなーっていうのは思います。(以前参戦した)マディソン・スクエア・ガーデンすごかったんです。海外で試合したいという気持ちはもちろんありますけど、自分犬と猫飼ってるんですよ。ホームシックになっちゃうんですよすぐ。3日4日の地方遠征とかで早く家に帰りたい、試合終わったらワンチャン新幹線で帰れるか?とかそういうことを考えてしまうので長期はいけないんですよ。試合はしてみたいけど、犬会いたい猫会いたい、一緒に寝たい。ポジティブ引きこもりなんで、引きこもりに対してマイナスイメージ持ってないんですよ。未だに引きこもりなんですよ!」と熱弁し、WWE行きはないことを強調した。

最後に好きなタイプを聞かれた岩谷は「おじさん。仕事してる。黒髪。病院に通ってない」となかなかな条件を提示し、合コンをした事がないという岩谷に青野社長が会場に集まったおじさん経営者らと合コンをセットすることを約束した。

トークバトルを終えた岩谷は「今回主催者さんが本(岩谷の自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』)を読んでくださって、その経緯でオファーいただきました。ITの事は何もわからなくて、トークは苦手な分野なので怖かったです。勉強会みたいな感じで聞きにきてるイメージだったので『自分の話がためになるのかな?』と思っていましたが、入ってみたら楽しく聞いていただけたので、今いろんな時期が重なって大変な事になるかなと思ってたんですけど、断らなくて良かったなって真面目に思いました」と笑顔に。

トーク中を通して前向きな発言が多く、アイコンである岩谷麻優がスターダムを支え続けてくれる思いを感じたイベントとなった。

© 株式会社コラボ総研