ウーバーが初の年間黒字、第4四半期売上高・受注総額は予想超え

Yuvraj Malik

[7日 ロイター] - 米ウーバー・テクノロジーズが7日発表した2023年通期の純損益は18億9000万ドルの黒字で、上場以来始めて年間ベースの黒字を達成した。

ユーザーの継続利用率が改善したほか、法人旅行や会員制などに絡むさまざまな取り組みが奏功した。

23年第4・四半期は売上高が前年同期比15%増の99億ドル、受注総額が22%増の376億ドルと、いずれも市場予想を超えた。純利益は14億3000万ドルで、保有株の税引き前評価益10億ドルを計上したことから前年同期の3倍近くに膨らんだ。

配車サービスは34%、料理宅配サービスは6%の増収となった。

今年第1・四半期の利払い・税・償却前利益見通しは12億6000万―13億4000万ドル。市場予想は12億6000万ドルだった。

ウーバーは14日に開く投資家との会合で、資本配分計画を協議すると表明。自社株買いを打ち出すとの期待が高まっている。

ダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は昨年9月、自社株買いと配当を検討していると話していた。

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