カズレーザー 日々の生活で感じる“慢性疲労”の原因は脳の炎症?最新の研究からNG行動を学ぶ

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が6日に放送された。今回は『疲れないカラダを手に入れる』をテーマに、『心の疲れも体の疲れも正体は一緒!慢性疲労の原因は脳の炎症!?』という講義で、疲労研究の第一人者が慢性疲労の新常識と、脳に直接アプローチする解消法について解説を行った。

専門家によれば、生活の中で感じる慢性疲労の原因は脳にある可能性が高いのだそうで、慢性的に強い疲れを持っている人は、幸福ホルモンである『セロトニン』を生成する中脳で炎症を起こしている傾向があるという。この炎症によってセロトニンの量が減少すると痛みを感じやすくなったり、睡眠の質の低下を招いたりと、さらなる疲労を呼ぶ悪循環に陥るそうだ。

こうした炎症は、人間が細胞内でエネルギーを生成する際にあわせて作られる『活性酸素』の増えすぎが原因で、本来は体内に侵入する細菌やウイルスを殺菌・分解する生命維持に欠かせない活性酸素を減らそうと脳がオーバーワークをすることで慢性疲労が引き起こされる。

また精神的な疲労だけでなく、肉体的な疲労にも活性酸素が起因しているという。専門家は、最新の研究から脳内に存在する免疫細胞『ミクログリア(M2)』に炎症を修復する機能があると紹介。現在はこの細胞を傷つけるミクログリア(M1)を修復するミクログリア(M2)に変え、慢性疲労の原因を根本から抑える薬の開発が進められている。

番組では、日頃行っている疲労解消法について街頭インタビューを行った様子が放映され、長風呂や休日の寝だめのほか、甘いものの摂取などが挙げられた。しかし専門家によれば、寝る前30分以内の長風呂は寝付きを悪化させる可能性があるほか、寝だめなど不規則な生活を送ることで交感神経の自律神経のリズムを乱し疲労をためてしまう危険性があるという。

また糖質はある程度摂取することでエネルギー源になりうるが、人工甘味料はエネルギーにならない。ビタミンB1、B12、Dなど日頃の食生活では不足しがちな栄養素を摂ることで、疲労回復に効果が期待できるそうだ。

疲労回復に関する最新研究を学んだカズレーザーは「常にもう疲れてるのが当たり前というか。そういうもんなんだろうなって思ってたんですけど、本当に外部からモニタリングできて、“あ、ここが疲れてますね。脳ここ見たら慢性疲労ですね”ってのがわかったら、我々みたいな中年男性も完璧に回復した1日を取り戻せるのかなって思ったら、めっちゃ夢あるなって思います」とコメントした。

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