パラモア、グラミー賞の受賞で「ロックやオルタナティブな分野をより包括的なものに」

パラモアは、グラミー賞の最優秀ロックアルバム賞を受賞したことで「ロックやオルタナティブな分野をより包括的なもの」にするための戒めとなることを願っている。

ヘイリー・ウィリアムス率いるポップ・ロック・グループは、週末に開催された権威ある授賞式で、フー・ファイターズの『バット・ヒア・ウィ・アー』、グレタ・ヴァン・フリートの 『スターキャッチャー』 、メタリカの『72シーズンズ』、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの『イン・タイムズ・ニュー・ローマン』を抑え、高い評価を得たアルバム『ディス・イズ・ホワイ』が女性フロント・バンドとして初めて受賞した。

ヘイリーの他ザック・ファロとテイラー・ヨークで構成される同バンドは、この業界が他の女性アーティストたちへ扉を開くことを願っているという。

今回の受賞を振り返って、同バンドはインスタグラムにこう綴っている。「まず最初に、キャリア20年目を迎えて『ディス・イズ・ホワイ』をこんなふうに最高の瞬間にしてくれたファン、チーム、そして投票アカデミーの皆さんに限りない感謝を捧げることから始めたい」「昨夜、ザックのリビングルームで普段着で一緒に座り、テレビを観て(そう、空っぽのレッドカーペット)グラミー賞を2つ受賞した」「この部門でトロフィーを獲得した初の女性フロント・バンドとしての、最優秀ロックアルバム賞の受賞は、歴史的な偉業だ。奇妙だけど、本当だ!パラモアが、このような ロックやオルタナティブな分野をより包括的であるよう人々に訴え続けるため、ささやかだけど持続的な役割を果たすことを光栄に思う」

そして、アトランティック・レコードとの別れについて同バンドは「ご存じの方もいらっしゃると思うが『ディス・イズ・ホワイ』がアトランティック・レコードとの契約下での最後のアルバムだった。何でも最後までやり遂げることは誇らしい。音楽だけでなく、パラモアの精神を支持してくれたすべての人に感謝する」と締めくくっている。

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