「国家安全法で逮捕しろ」「返金、返金、返金」メッシ、神戸戦出場に香港のファン大荒れ!米大手メディアはガラガラの国立に着目

2月7日、J1王者のヴィッセル神戸と、リオネル・メッシを擁するアメリカの強豪インテル・マイアミが国立競技場で激突。互いにビッグチャンスをモノにできず、0-0で90分を終えた後、プレシーズンマッチでは異例のPK戦が行なわれ、最終的に神戸が勝利した。

コンディション不良により、香港選抜戦に続いての欠場が懸念されたメッシは、60分から出場。交代でピッチに入った際には大歓声を浴び、以降も度々メッシコールを引き起こした。

これを受け、アメリカの大手メディア『ESPN』は「リオネル・メッシ、インテル・マイアミがシュートアウトで敗れた試合に交代選手として出場」と題した記事を掲載。「香港でファンを失望させたメッシは、水曜日に東京で行なわれたエキシビションマッチに30分間だけ出場した」とレポートしている。

【PHOTO】来日したリオネル・メッシが神戸戦に途中出場!国立に駆け付けた観衆を華麗なプレーで魅了!
「メッシは途中出場でチームメイトに活力を与え、80分にはおそらくこの試合最高のチャンスを得た。レギュレーションは0-0で引き分けた後、PK戦にもつれ込み、ヴィッセルが4-3で勝利した。しかし、メッシはPKを蹴らなかったため、6万8000人収容の国立競技場に集まった2万8614人の観衆からは野次が飛んだ。

それでも、メッシが怪我で試合を通してベンチに留まった後、香港で起こったブーイングのレベルには遠く及ばなかった。返金を求めるファンもいた」

『ESPN』はまた、国立の空席が目立った点に着目。こう付け加えた。

「香港での試合には4万人のファンが集まり、観客はチケット1枚に最大5000香港ドル(約9万円)近くを支払った。しかし東京では、国立競技場の座席が全ブロック埋まらないままだった」

なお、インテル・マイアミのYouTube配信には、香港のファンからもコメントが寄せられ、「返金、返金、返金、返金、返金」「メッシを国家安全法で逮捕しろ」といったものも。稀代のスーパースターゆえに、穏やかではない騒動が巻き起こっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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