【姫路城マラソン】2/11に号砲、“大天守”直下に中継カメラ設置

■世界遺産登録から30年

お城をめざして市民ランナーら9000人が走る「世界遺産姫路城マラソン2024」が2月11日に行われる。

姫路城マラソンで優勝した秋山雄飛(トップギア広島)/2023年

午前9時に姫路城南側の大手前通りをスタートし、市街地を抜けて夢前川に沿って北上。

夢前町塩田で折り返して夢前川を南下し、サイクリングロードなどを走破したあと、大手門から姫路城内に入り、三の丸広場にゴールする。

1993年12月、姫路城が法隆寺とともに日本で初めての「世界文化遺産」に登録されてから30周年を迎え、大手前公園の「マラソン祭」会場では飲食ブースや足湯が復活する。

またフルマラソンに加えて、幼児や小中学生らが参加する「ファンラン」も姫路城周辺で行われる。

■驚異の65歳ランナー

男子の招待選手は、昨年、2時間16分54秒の大会記録で優勝した秋山雄飛(トップギア広島所属、須磨学園高-青山学院大)や、秋山と同じく箱根駅伝に2度出場した姫路市出身の北野開平(山陽特殊製鋼所属、須磨学園高-帝京大)ら4人。

女子の招待選手は、大会3連覇をめざす市民ランナーの横田歩(三木市陸協)と、61歳の時にフルマラソン2時間台を記録した弓削田眞理子(埼玉陸協)の2人。

「一生現役」弓削田眞理子/2023年

弓削田は昨年の姫路城マラソンでは3時間4分56秒で走り(15位)、「一生現役です」とインタビューに答えた。

このほかゲストランナーとして、北京五輪5000m代表の小林祐梨子さん(小野市出身)や、トップランナー田中希実の母で姫路城マラソン2回優勝の田中千洋さん(小野市出身)が参加。

ことしも「応援軍師」間寛平さんが大会を盛り上げる。

■最終ランナーまで中継

サンテレビではことしも姫路城マラソンを生中継する。

午前11時に放送を開始。
先頭ランナーの力走やゴールの瞬間を伝えたあと、午後3時の最終ランナー到着まで生中継し、マラソン完走に喜ぶ市民ランナーの表情や声を紹介する。

姫路城「備前丸」から望む「三の丸広場」

また今回は姫路フィルムコミッションの協力を得て、大天守の直下にある「備前丸」の広場に初めて中継カメラを設置する。

サンテレビの石村雄史プロデューサーは、「世界遺産登録から30年の節目を記念して、今大会は『備前丸カメラ』を新たに導入し、姫路城の臨場感やスケール感を、より感じていただけると思います。一斉スタートや飲食ブースも再開され、“完全復活”をうたう大会の魅力を余す所なくお伝えします」と意気込んでいる。
(浮田信明)

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