バスケの九州ダービー! 福岡 VS 熊本をNHKが生中継。B2リーグ戦を地上波で視聴できる貴重な機会

NHK福岡放送局は、2月10日に福岡市・照葉積水ハウスアリーナで開催されるバスケットボール・B2リーグ「ライジングゼファー福岡 VS 熊本ヴォルターズ戦」を生中継。B1昇格を目指すライバル同士の“九州ダービー”を、福岡県と熊本県のNHK総合で午後3:05から試合終了まで放送する。

解説は元バスケットボール日本代表の節政貴弘氏。実況はNHK福岡放送局の渡辺憲司アナウンサーが務める。今回はB2リーグ戦を地上波放送で視聴できる貴重な機会。渡辺アナは「これまでB2では熊本ヴォルターズの試合を熊本県へ、佐賀バルーナーズのB1昇格プレーオフを佐賀県へ向けて中継してきました。今季は福岡が好調で、熊本と共にB1昇格を狙える順位にいることから、両県に向けて放送することに。今後もB1昇格の可能性がある場合、放送検討の可能性があります」と説明する。全60試合のB2リーグ。37試合を消化した2月5日時点で、熊本は西地区の首位、福岡は同2位につけている。

ここでは、あらためて両チームの注目選手を紹介。

1人目は福岡の谷口光貴選手。「福岡は3ポイントシュートが好調で、貴重な得点源となっています。中でも谷口選手は昨季まで熊本に所属していたベテランシューター。古巣相手にどんなプレーを見せるか注目です」と渡辺アナ。2人目は1月に特別指定選手としてチームに加わった渡邉伶音選手。「身長206cm、福岡大学附属大濠高校2年のビッグマンです。準優勝した(2023年)12月のウインターカップでも活躍し、大学1年生が中心の19歳以下のワールドカップでは日本代表に選ばれました。1月にはすでにBリーグデビューを果たしており、この試合が地元デビューとなるかもしれません」と期待を込める。

熊本では駒沢颯選手。「シーズン前半、けが人に苦しみながら着実に勝ち星を積み重ねてきた熊本。今季、越谷アルファーズ(埼玉県)から移籍してきた司令塔の駒沢選手は1試合平均10.2得点と、得点源としてもチームをけん引しています」と渡辺アナは評価。さらに、36歳のベテラン、テレンス・ウッドベリー選手の名前も挙げる。「日本8年目。今季は主にベンチスタートながら1試合平均19.2得点とリーグ4位の数字を残しています。11月の福岡戦では2試合で47得点の活躍を見せました」と相性のよさも強調する(数字はいずれも2月2日現在のもの)。

渡辺アナは「昨季、佐賀と長崎(ヴェルカ)がB1へ昇格し、琉球(ゴールデンキングス)がB1で初優勝と、九州、沖縄のバスケットボールチームが大活躍。福岡はB1を経験したことがあり、熊本は2季続けて昇格プレーオフに進出するなど、両チームにとっては悲願のB1昇格に向け、負けられない一戦となります」と熱い視線を送る。

さらに、「福岡のヘッドコーチ、ラモン・ロペス・スアレス氏は世界最高峰のスペイン代表で指揮を執った世界トップレベルの実績の持ち主。一方、熊本の遠山向人ヘッドコーチはリーグ屈指の激しい守備と、3ポイントシュートを中心とした組織的な攻撃を併せ持つ魅力的なチームを作り上げました。両ベンチの采配も大きな注目です」と見どころを添えた。

当日2月10日は、九州、沖縄地方のNHK Eテレで放送中のダンス番組「ゾンターク~おどりのほし~」(木曜午後7:45、九州・沖縄のみ)とライジングゼファー福岡公式チアリーダーがコラボレーションする。ハーフタイムに「ゾンターク」のテーマソングをバックにダンスショーが披露される予定となっており、その模様も生中継する。

番組は、放送終了後、2月12日からNHKプラスでの見逃し配信が予定されている。

© 株式会社東京ニュース通信社