【動画あり】福島県の三春滝桜が〝定期検診〟 5年ぶり文化庁などが調査

足場を組み、三春滝桜の生育状況を調べる県や文化庁の職員ら

 国指定天然記念物で日本三大桜の一つ、福島県の三春滝桜で5年ぶりの再生事業が本格化している。7日、文化庁や県、町の担当者が現地で調査した。

 2005(平成17)年に大雪の影響で三春滝桜の枝が折れたのを受け、町が文化庁と協力し、2008年度から5年おきに実施している。今回は事業を2カ年に分け、今年度は東側、来年度は西側で実施する。

 先月から足場を組み、樹木医の診断を受けながら、支柱の新設や移動、枝のせん定、病害虫・着生植物の除去などを行っている。この日は文化庁や県の担当者に、三春滝桜を管理する町歴史民俗資料館の平田禎文館長らが説明した。

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 11日午前10時から、一般向け現地説明会を開く。樹木医や町担当者が事業内容を説明する。申し込み不要。

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