退団検討と噂も…E・フェルナンデス代理人が完全否定「選手の望みを知っている」

チェルシーに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの代理人が、同選手は退団を望んでいないことを強調した。7日、スペイン紙『アス』が伝えている。

現在23歳のE・フェルナンデスはFIFAワールドカップカタール2022で36年ぶり3度目となるアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手賞に選出。この活躍もあって、2023年1月にベンフィカからチェルシーに完全移籍で加入した。移籍金が当時の英国史上最高額の1億2100万ユーロ(約193億円)だったことに加え、2031年6月30日までとなる8年半契約を締結したことも話題を呼んだ。

加入後、チェルシーの中心選手としてプレーしているE・フェルナンデスだが、チームの成績が低迷していることもあり、大金で加入した同選手には批判の声も多く上がっている。カラバオ・カップでは決勝に進出している一方、リーグ戦では12位に終わった昨シーズンに続いて今シーズンも第23節終了時点で11位と低迷。このような状況から一部では、早くもチェルシー退団の可能性を検討していることが報じられていた。

そんななか、E・フェルナンデスの代理人を務めるウリエル・ペレス氏が『アス』のインタビューに応じ、「選手に退団するつもりはない」ことを明言。同選手がチェルシーでプレーを続ける意思を示していることを強調した。

「首脳陣はこのプロジェクトについて非常に明確だった。新しい選手や若い選手が加入する予定だったので、最初は難しくなるという計画だった。しかし、チームのピースがうまく埋まり始めれば、チェルシーは前に進むことになるはずだ」

「エンソ・フェルナンデスの望みはチームに加わって成功することだ。私たちはどのクラブとも会わないし、話をするつもりがない。私たちは選手が何を望んでいるかを知っている。チームが別の立ち位置にいることを彼が望んでいることは明らかだ。でも、それは努力によって達成されるだろう」

なお、7日に行われたFAカップ4回戦・再試合のアストン・ヴィラ戦では直接FK弾を決めて3-1での勝利に貢献したE・フェルナンデス。ゴールを決めた直後にはユニフォームを脱いで自身の背番号を強調しながら、ここにいるというパフォーマンスも披露しており、代理人の発言と同様に退団は考えていない姿勢を示している。

【ハイライト動画】アストン・ヴィラvsチェルシー

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