足利市の山林に火を放った疑いで男再逮捕 1月までに山林火災相次ぐ…男の関与について慎重に捜査

 足利市で1月に発生した山林火災で火を放ったとして、窃盗の疑いですでに逮捕されている男を7日、森林法違反の疑いで再逮捕しました。

 足利市内では2023年12月ごろから今年(2024年)1月までに不審火とみられる山林火災が相次いでいて、警察は男の関与について慎重に捜査を進めています。

 森林法違反の疑いで再逮捕されたのは、足利市鹿島町の無職の男(51)です。男は1月7日の午前4時15分ごろ、足利市月谷町の山林に火を放ち、木や枯れ葉など約22平方メートルを焼いた疑いがもたれています。

 足利警察署と県警捜査第一課によりますと、男は1月18日に窃盗の疑いで逮捕されていて、捜査の中で今回の事件の関与が明らかになったということです。調べに対し「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。

 足利市内では、2023年12月ごろから今年1月上旬にかけて大岩町、山下町、松田町などで山林や竹林の火災が相次ぎました。2023年の12月31日と今年1月3日には、大前町の山前公園で火災が発生しました。不審火の疑いがある山林などの火災はいずれも主に未明から朝の時間帯に発生しています。

 警察は、容疑者が他の山林火災にも関与した疑いがあるとみて慎重に捜査を進めています。

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