福砂屋が長崎・諫早市に新工場 来年着工 雇用400人(新規雇用50人)見込む

 長崎県諫早市は7日、小栗地区の南諫早産業団地(分譲面積約20万平方メートル)にカステラ本家福砂屋(長崎市)の新工場立地が決まったと発表した。同社によると、工場面積は約1万4千平方メートルで、約400人を雇用(うち新規雇用50人)する見込み。県内外の既存4工場と比べ規模、人員ともに最大となるという。2025年に着工、26年以降の完成予定。
 同団地は長崎自動車道や高規格道路「島原道路」のインターチェンジに近い。同社は進出理由について「県央に位置し、原材料調達や製品出荷の面で交通アクセスに優れている」と説明。従業員が安心・安全に働くことができる環境を整備するとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組み、製造から出荷までの工程を効率化・集約することで流通プロセスの改革を進めるとしている。
 取得する土地の面積は約3万3千平方メートルで、建物や機械を含めた設備投資は40億円程度を見込む。カステラなどの生産拠点となる。

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