宇都宮市北西部に"新たな体育施設"整備へ 近隣住民に説明会

 宇都宮市の北西部に予定されている体育館や運動場などを備えた新たなスポーツ施設の整備に向けて、宇都宮市は6日に近隣の住民に向けて今後の方針などを説明しました。

 市が6日に開いた説明会には、新里町周辺に住む人など50人余りが参加しました。

 この計画は、市の北西部に体育施設が不足していることから整備されるもので、2027年中の利用開始を目指しています。

 2022年に定められた基本計画によりますと、体育施設の建設が予定されているのは国道293号に面した「道の駅うつのみやろまんちっく村」の北側の土地です。

 約3.6ヘクタールの敷地の中には、バスケットボールのコートが2面取れる広さの体育館のほかテニスコートや自転車競技・BMXのコースなどの整備が予定されています。

 説明会では、市の職員が体育施設を整備する目的や今後の予定などについて話した後、住民からの質問に答えました。

 住民からは、長年待ち望んでいた体育施設なので期待しているという声があった一方で、体育館に観客席を設置しない予定であることに対しての疑問や地盤の固さに関する懸念などもあがりました。

 市は、2027年の利用開始に向けて今後設計や工事を担う事業者の選定を行うとともに、引き続き住民との協議も重ねていくとしています。

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