ブルージェイズ・ゲレーロJr.が年俸調停に勝利 今季年俸1990万ドル

カナダメディア「スポーツネット」のシー・ダビディ記者によると、ブルージェイズとブラディミール・ゲレーロJr.のあいだで行われた年俸調停は選手側が勝利を収めたようだ。今季の年俸としてゲレーロJr.が1990万ドルを希望していたのに対し、球団側は1805万ドルを提示。過去2年、ブルージェイズとゲレーロJr.は年俸調停を回避して合意していたが、年俸調停権を取得して3度目の今オフは、期限までに185万ドルの金額差を埋めることができず、年俸調停によって決着をつけることになっていた。

現在24歳のゲレーロJr.は2019年にメジャーデビューし、メジャー3年目の2021年に打率.311、48本塁打、111打点、OPS1.002の好成績をマーク。同年オフに「スーパー2」として初めて年俸調停権を取得し、年俸は2021年の60万5400ドルから2022年は790万ドルへ一気に上昇した。2022年は打率.274、32本塁打、97打点、OPS.819を記録。ブルージェイズとゲレーロJr.は2年続けて年俸調停を回避し、2023年の年俸は1450万ドルに決まった。

昨季は156試合に出場して打率.264、26本塁打、94打点、OPS.789を記録。3年連続となるオールスター・ゲーム選出を果たしたものの、2年連続で成績を悪化させ、決して満足できるシーズンではなかった。ブルージェイズは昨季の成績を踏まえ、ゲレーロJr.の昇給額を抑えたかったようだが、年俸調停の結果、ゲレーロJr.は540万ドルの昇給を勝ち取ることになった。

ゲレーロJr.は現時点でサービスタイム(=メジャー登録日数)が4年以上5年未満となっており、2025年シーズン終了後にFAとなる予定。今後2年間の活躍次第ではあるものの、27歳でFA市場に出てくるゲレーロJr.が多くのチームからの関心を集めることは間違いない。ブルージェイズは先手を打って長期契約で引き留めるのか、FAになったあとに再契約を目指すのか、それともFAになった時点で手放すのか、今後の動向が注目される。

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