エンゼルスがウルシェラとの再契約を目指す 好条件をオファーか

エンゼルスは自軍からFAとなったコロンビア出身の内野手、ジオ・ウルシェラとの再契約を目指しているようだ。ウルシェラについては、ヤンキース、メッツ、マーリンズの3球団からも関心が寄せられていることが明らかになっているが、MLB公式サイトでヤンキースを担当するブライアン・ホーク記者によると、現時点ではエンゼルスとマーリンズのほうがヤンキースやメッツよりも好条件のオファーを提示しているという。エンゼルスは内野のバックアップ要員としてウルシェラとの再契約を目指しているとみられる。

現在32歳のウルシェラはメジャー8年目の昨季、62試合に出場して打率.299、2本塁打、24打点、3盗塁、OPS.703を記録。故障したアンソニー・レンドンの代役として三塁に入り、持ち前の巧打を発揮していたものの、6月中旬に左骨盤を骨折し、そのままシーズンを終えた。ウルシェラやブランドン・ドルーリーを獲得して内野手の層に厚みを加え、故障が多いレンドンらをバックアップする体制を整えた昨季のエンゼルスだったが、レンドンに加えてウルシェラ自身が故障してしまい、開幕前の構想は上手く機能しなかった。

エンゼルスがウルシェラとの再契約を目指しているのは、不確定要素の多い内野陣のバックアップという、昨季同様の役割を期待しているものとみられる。三塁レンドンは相変わらず故障リスクが高く、一塁ノーラン・シャニュエルと遊撃ザック・ネトはともにメジャー2年目で、まだメジャーでフルシーズンを戦った経験がない。ある程度計算できるのはドルーリーとルイス・レンヒーフォがいる二塁だけであり、内野の全ポジションを守ることができるウルシェラは内野のバックアップ要員としてうってつけの存在だ。

エンゼルスは大谷翔平との再契約を見送り、今オフここまで大物選手の獲得には動いていないため、補強資金に余裕を残している。ウルシェラと再契約を結ぶことは十分に可能だろう。ただし、正遊撃手が不在のマーリンズはレギュラーとしての出場機会をオファーしている可能性があり、ウルシェラがレギュラーとしてプレーすることを望むのであれば、エンゼルスは不利な状況に立たされるかもしれない。

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