攻め合い本格化 王将戦2日目開始 菅井八段封じた40手目から

対局再開時間を迎え封じ手を着手する菅井八段(右)。左は藤井王将=8日午前9時、東京都立川市(日本将棋連盟提供)

 将棋の菅井竜也八段(31)=岡山市=が、藤井聡太王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=に挑む第73期王将戦7番勝負第4局は8日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で2日目に入り、対局が再開された。

 後手の菅井八段が前日、勝負どころで封じた40手目、4八飛成から再開。飛車交換の一手から局面は本格的な攻め合いに入り、午前中から目の離せない主導権争いが続いた。

 王将戦7番勝負は持ち時間各8時間の2日制。昼食休憩を挟んで対局が続き、夜までに決着がつく見通し。

対局再開時間を迎え、初日の盤面を再現、確認する菅井八段=8日午前9時、東京都立川市(日本将棋連盟提供)
2日目午前のおやつは両者とも「2種類のミニ鯛焼き 小豆とカスタード」と「金の抹茶アイスラテ」(日本将棋連盟提供)
菅井八段の2日目の昼食は、1日目に続いて「かじか出汁のラーメン」だった(日本将棋連盟提供)
藤井王将の2日目の昼食「ラム肉の炭火焼き」(日本将棋連盟提供)
会場近くの立川市市民会館では、立会人・中村修九段らによる大盤解説会があり、首都圏を中心に全国から集まった将棋ファンが、勝負の行方を見守った
菅井八段の2日目午後のおやつ「金の抹茶アイスラテ」と冷たい「ハンドドリップコーヒー」(日本将棋連盟提供)
藤井王将の2日目午後のおやつ「発酵ジンジャエール」と「国産バレンシアオレンジジュース」(日本将棋連盟提供)

© 株式会社山陽新聞社