難敵撃破でFA杯5回戦進出…チェルシー指揮官が絶賛「今季最高だった」

チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、アストン・ヴィラ戦を振り返った。7日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

FAカップ4回戦・再試合が7日に行われ、チェルシーはアウェイでアストン・ヴィラと対戦。11分にコナー・ギャラガーのゴールで先制すると、21分にはニコラス・ジャクソンが頭で追加点をマーク。さらに、54分にはエンソ・フェルナンデスが直接FKを決めてリードを広げると、後半アディショナルタイムに1点を返されたものの、3-1で逃げ切り、5回戦進出を果たした。

プレミアリーグでは現在11位と苦しんでいる状況ながら、カラバオ・カップでは決勝に進出しているほか、FAカップでもリーグ4位と好調なアストン・ヴィラを下して5回戦へと駒を進めたチェルシー。試合後、ポチェッティーノ監督は「今シーズン最高のパフォーマンスの一つだった」と選手たちに賛辞を送った。

「選手たちは本当に試合を楽しんでいたと思うし、非常に難しいチームを相手にいいプレーをしたと思う。アストン・ヴィラは素晴らしい仕事をしていて、トップ4にいるし、彼らはホームでプレーする2番目にいいチームだと思う」

「試合で負けるとあまりにも多くのことが起こる。私は彼らよりも年上で、これらのことは別の方法で受け取っている。しかし、私たちはチェルシーであり、チェルシーがこれらのことを引き起こしているということを認識しなければならない。期待は非常に大きい。私たちは若いチームなので時々、その期待は簡単なものではなくなる。だが、私たちは本当にいい形で成長していると思う」

「カラバオ・カップで決勝に進み、今はFAカップでも次のラウンドに進むことができた。このようにプレーしていれば、負けることよりも多くの試合に勝つことができると思う。私たちは選手を助けるために最善の言葉と方法を見つけようとしている。同じ目標に向かって努力をする人々の集団であり、選手たちはピッチ上で重要な関係者だ。彼らが自由にパフォーマンスを発揮できるように最高のプラットホームを提供する必要がある」

「若いチームだから、一貫性を保つことは難しく挑戦だ。数日は回復時間があり、少し考えることができる。それが前進して戦い続ける方法だ。選手たちのことをとても嬉しく思う。彼らは私たちを信じてくれていて、シーズンを通して繋がりは良好だ。たとえ、正しい結果が出なかったとしても、彼らは私たちができると信じてくれている」

4日に行われたプレミアリーグ第23節のウルヴァーハンプトン戦では2-4と逆転負けを喫し、リーグ戦2連敗となったことで大きな批判を浴びていたチェルシーだが、カップ戦では勝ち進むことに成功している。次戦は12日に第24節でクリスタル・パレスとの対戦をアウェイで迎えるが、果たして風向きが少し変わったこの流れを維持することはできるのだろうか。

【ハイライト動画】アストン・ヴィラvsチェルシー

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