珠洲で仮設住宅を報道公開 9日に40世帯102人入居予定

報道陣に公開された応急仮設住宅=8日午前、石川県珠洲市

 石川県珠洲市は8日、能登半島地震の被災者向けに建設した応急仮設住宅を報道公開した。市立正院小学校のグラウンドに40戸が6日に完成し、9日から40世帯102人が入居する予定。

 市によると、グラウンドに設置されたのは2DK32戸、4LDK8戸。キッチンや風呂、トイレが備え付けられている。断水が続いているため、上水の受水槽と、下水の浄化槽も設置した。

 見学した泉谷満寿裕市長は「十分安心して暮らせる居住環境になっている」と述べ、6日現在で456戸着工している仮設住宅の新たな建設に向け、用地確保を進める考えを示した。入居期間終了後、災害公営住宅として活用する可能性にも触れた。

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