契約延長のアルトゥーベが記者会見 「ヒューストンは僕のホーム」

日本時間2月8日、アストロズとの契約を2029年まで延長したホセ・アルトゥーベが本拠地ミニッツメイド・パークで記者会見を行った。「最高のシナリオは常にここに残ることだった。ナイターが終わって家に帰ると、娘が寝ているところを見られる。次の日に起きて、娘を学校に連れていくことができる」とアルトゥーベ。代理人のスコット・ボラス氏もアルトゥーベがアストロズ残留を望んでいたことを明言し、「お金は彼にとってポイントではなかったのだと思う」と語った。

ベネズエラ出身のアルトゥーベは2007年3月にアストロズと契約し、マイナーで打率.389と打ちまくっていた2011年にメジャー昇格。しかし、当時は「マイナーでよく打っている身長168センチの小柄な選手」くらいにしか認識されておらず、アストロズはジャイアンツへ放出したジェフ・ケッピンジャーに代わる臨時の二塁手を必要としていただけだった。

アルトゥーベは当時のことを振り返り、「2011年に初めてメジャーに呼ばれたとき、別の二塁手が見つかるまでの一時的な措置だと言われたんだ」と語った。しかし、アルトゥーベはそれ以降、マイナー降格を1度も経験することなく、現在に至っている。故障離脱した時期を除けば、アストロズの二塁には常にアルトゥーベがいた。

デイナ・ブラウンGMは「ホセ・アルトゥーベは特別な人間だ。組織の心臓であり、チームの看板選手でもある。殿堂入りできるペースにあり、ファンからも愛されている。そしてチームにとって間違いなく必要な選手だ。生涯アストロズでプレーすることになるだろう」とコメント。殿堂入り二塁手のクレイグ・ビジオのほか、ヨーダン・アルバレス、ジェレミー・ペーニャ、ランス・マカラーズJr.といった現役選手たちもアルトゥーベの記者会見を見守っていた。

アルトゥーベは「ヒューストンは僕のホームだ」とヒューストンへの愛着を強調。「僕には2つのホームがある。僕はベネズエラで生まれ育ったし、僕の母国なんだ。でも、ベネズエラに行くたびに、妻に『家に帰ろうか』と言うんだ。ヒューストンにいるときも『家に帰ろう』と言う。ホームと呼べる場所が2つあるのはいいことだと思う。僕たち家族はベネズエラとヒューストンで最高の生活を送っているよ」と語った。

「僕は野球のことが大好きだし、野球をプレーするのが大好きなんだ」とアルトゥーベ。昨季までに通算2047安打を放っており、3000安打の大記録達成も期待されるが、愛するアストロズの一員として、どこまで数字を積み上げていくか注目だ。

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