大根3本で33キロ! 90歳が「デークニスーブ」3連覇 勝因は… 沖縄・名護市

デークニスーブで過去最高記録で1位になり3連覇を果たした玉城栄一さん(中央)と2位の上原亘さん(左)、3位の澤岻安英さん=4日、名護市大川区公民館

 【名護】名護市大川区(志良堂清則区長)は4日、デークニスーブ(大根勝負)を同区公民館で開いた。玉城栄一さん(90)の33キロの大根が過去最高記録で1位に輝いた。3連覇となる玉城さんは「前回のスーブが終わった時点から1年かけて土作りをし、露地植えで育てた。培土の工夫も大切な作業です」と勝因を語った。

 同区のデークニスーブは3本提出し、総重量で競う。昨年10月初旬にエントリーした11人に区から青首大根の種が配布され、勝負がスタートした。玉城さんの大根は3本とも、長さ約80センチ、周囲約50センチだった。

 審査と表彰が行われた4日は、約4カ月育て上げた大根を各自が持ち寄り、「上等にできたな」「結構いい出来だよ」などお互いに言い合い、盛り上がった。

 参加した区民は、最高記録をたたき出した玉城さんの大根に脱帽し、審査後の豚汁に舌鼓を打ちながら、来年のリベンジ話に花を咲かせていた。

 2位は上原亘さん(65)の16.5キロ、3位は澤岻安英さん(66)の15.5キロだった。(玉城学通信員)

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