住宅被害5万8866戸に 能登半島地震 断水は3万5千戸

水道管の復旧作業を急ぐ作業員=2日午後2時40分、輪島市河井町

 石川県の8日午後2時までの集計によると、能登半島地震による県内の住宅被害は前日比1747戸増の5万8866戸となった。市町別では七尾市1万2795戸、珠洲市8280戸、輪島市5966戸、志賀町5335戸、能登町5千戸などとなっている。

 県内の死者は241人で前日から変更はなかった。内訳は輪島市103人、珠洲市102人、穴水町20人、能登町8人、七尾市5人、志賀町2人、羽咋市1人。負傷者は計1182人。安否不明者は輪島市9人、珠洲市2人の計11人。

 断水は前日から2210戸減り、約3万5290戸となった。七尾市では中島、能登島の通水エリアが拡大し、1200戸減の1万3300戸。1次避難所に身を寄せている人は12市町の7254人、1.5次避難所に240人、2次避難所に5135人となった。

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