HAB北陸朝日放送含む8社が避難所のインターネット環境支援 広域Wi-Fi整備と地域情報の提供開始 / Screens

HAB北陸朝日放送(本社:石川県金沢市以下HAB)は、能登半島地震の避難所の通信環境改善を支援するため、複数事業者と協力し、七尾市の田鶴浜体育館に広域Wi-Fiを設置し、LINEを通じた地域ニュースやスポーツコンテンツの配信を1月29日に開始した。

2024年1月1日に発生した能登半島地震では、5週間が経過した今も多くの人が避難生活を余儀なくされている。インフラ復旧が急がれる中、各避難所でスターリンク利用が進む一方で、使用者が設置個所に集中するなど課題も見えてきた。

そこでHAB、PWAN、パナソニック コネクト、アイネス、LIP北信越ほかの8事業者は、七尾市の田鶴浜体育館に広域Wi-Fiとローカルキャプティブポータルを整備し、避難所のインターネット環境を改善した。

また、LINEアプリに避難所専用のアカウントを設け、行政情報はもちろん、HAB発信の地域ニュースやスポーツなど多様なコンテンツを、CDN(Contents Delivery Network)で配信している。帯域を効率的に利用することで遅延を抑え、ユーザーの距離に関係なくインターネットが利用できる環境を整えた。

平時から使い慣れたLINEを活用し、避難所情報や行政情報、HABが発信するニュースやスポーツコンテンツをタイムリーに、ローカルプラットフォームからも提供する。インターネットにつながらない状況でもローカルプラットフォーム内の情報が見られるため非常時でも利用可能となっている。

■田鶴浜日和ヶ丘LINEメニュー(田鶴浜体育館避難所)

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