「早い回復を願っています」怪我で招集外…なでしこJ指揮官が猶本&宮澤に言及。パリ五輪出場かけた運命の2試合へ「覚悟をもって戦いたい」

日本サッカー協会(JFA)は2月8日、パリ五輪・アジア最終予選の北朝鮮戦に挑む、なでしこジャパンのメンバー22人を発表した。

最終予選では4チームが2チームずつ2組に分かれ、ホーム&アウェー方式で対戦。各勝者のみが、来年7月に行なわれる本大会の出場権を獲得する。日本の相手は北朝鮮で、24日にアウェー(中立地での開催を検討中)で、28日にはホーム(国立競技場)で対戦する。

今回のメンバーには、キャプテン熊谷紗希をはじめ、長谷川唯、清水梨紗らが選出。一方で猶本光と宮澤ひなたは怪我により招集外となった。

会見で池田太監督は、これまで主力としてチームを牽引してきた猶本と宮澤について、「もちろん、これまで戦ってくれた選手。サッカー選手に怪我はつきものとはいえ、乗り越えていかないといけない。早い回復を願っています」と語った。

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また、上野真実が2022年7月のE-1選手権以来となるなでしこジャパンへ復帰。指揮官は上野の招集理由を次のように語った

「WEリーグでのパフォーマンスも良かったですし、アジア競技大会も含めて、アジアでの戦いを経験しているというのもある。攻撃の選手においては、様々なタイプの選手を、様々な配置で2試合を戦うわけですから、そのときに、自分のやれる攻撃のバリエーションを考えてほしい。ボールを良いタイミングで受ける部分、ゴール前の能力を評価して招集しました」

池田太監督は重要な2連戦に向け、「この2戦にしっかりと勝利してパリ五輪の切符を得ることで女子サッカーの発展にも繋がるし、人々に感動や喜びを与えられる。覚悟をもって戦いたい」と意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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