コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(32)がサンパウロを退団するようだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。
ブラジル・ワールドカップ(W杯)での眩い輝きから早10年…大会後にレアル・マドリーの一員となったハメスだが、期待されたほどの活躍は披露できず、バイエルンへ貸し出されたのち、エバートン、中東カタールはアル・ラーヤン、オリンピアコスと転々とし、昨夏から“ピークを迎えた地”ブラジルはサンパウロへと舞い戻ってきた。
2025年6月までの2年契約を結んだわけだが、2023シーズン途中の加入から公式戦14試合で1ゴール3アシスト。近年低迷するサンパウロの起爆剤となれていない。
2024シーズンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル全国選手権)開幕に先立ち、ここまでサンパウロ州選手権6試合を消化しているが、ハメスの定位置はベンチ。チアゴ・カルピーニ監督は7日、ハメスがすでにチームに別れを告げていることを明らかにした。
「ハメスと過ごす時間は非常に短いものとなった。彼の能力とパーソナリティは我々にとって素晴らしい財産となったが、常にふくらはぎに違和感を抱えており、これが厄介だったことは認めざるを得ない。そのため、プレシーズンは満足に練習メニューをこなせなかったんだ」
「サンパウロを去ることが彼にとって利益となることを望む。彼がなるべく早くコンディションを戻せるよう、我々も最後まで努力することを約束するよ。退団はクラブの決定ではなく、彼自身の意志だ」
ハメス・ロドリゲスはまもなくフリーエージェントとなりそうだ。
