核ごみ文献調査報告書原案13日に公表へ 経産省 寿都と神恵内で調査

原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場選定に向けた文献調査報告書の原案が今月13日に公表されることがわかりました。NUMO=原子力発電環境整備機構は現在、後志の寿都町と神恵内村で文献調査を行っています。文献調査は国内で初めて行われていて、火山や活断層などの文献やデータといった資料を収集・分析し、評価を行うもので、当初は2年の予定でしたが、調査開始以来3年以上が経過していました。そういった中で、きのう経済産業省は報告書の原案を今月13日の作業部会で公表することを明らかにしました。NUMOなどによりますと、寿都町の大部分と神恵内村南部の一部を次の概要調査の候補地にする内容になるとみられます。いわゆる「核のごみ」の最終処分地選定には、「文献調査」「概要調査」「精密調査」の3段階があり、地元知事の同意が求められる「概要調査」について鈴木知事はこれまで反対の立場を示しています。

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