ブレントフォード指揮官、FWトニーの去就に言及「夏に売却される可能性が高い」

ブレントフォードを率いるトーマス・フランク監督が、同クラブに所属するイングランド代表FWイヴァン・トニーの移籍の可能性を認めた。7日、イギリスメディア『デイリーメール』がコメントを伝えている。

現在27歳のトニーは、2020年夏に当時2部のブレントフォードへ移籍。2020-21シーズンには得点王を獲得する活躍を見せ、同クラブを史上初のプレミアリーグ昇格へ導いた。昨シーズンもリーグ戦33試合に出場して20ゴール4アシストを記録するなど攻撃陣を牽引し、イングランド代表デビューも飾った。しかし、昨季の終盤には賭博規則違反でFAから起訴され、昨年5月には8カ月間に渡るサッカー関連活動の停止処分が下されて今年の1月17日まで試合に出場することが不可能となった。

しかし、その処分は既に解除されており、トニーは1月20日に行われたプレミアリーグ第21節のノッティンガム・フォレスト戦で復帰。ここまでリーグ戦3試合の出場で2ゴールを記録している。そんなトニーには今冬に続いて今夏にも移籍の可能性が浮上しており、アーセナルやチェルシーが関心を示しているとも伝えられ、その去就には注目が集まっている。

そんななか、ブレントフォードを率いるトーマス・フランク監督がデンマークメディア『Tipsbladet』のインタビューに応え、トニーの去就に言及し、「彼が夏に売却される可能性が高いことは明らかだ。最高の選手を売るのは高くつくかもしれないが、その一方で、この夏の時点で彼とクラブの契約はあと1年しか残っていないことも分かっている」と移籍の可能性を認めた。

さらに「我々も彼の価値を知っている。現時点で、彼より優れたストライカーは世界に多くないと思う。彼は本当に優れたストライカーだ。個人的には、監督として彼を引き留めたいと思っているが、いつの日かトップクラブでプレーする彼の姿を見ることが楽しみになるかもしれない」と続け、残留を願った一方で、改めてトニーがビッグクラブへ移籍する可能性を認めた。

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