思わずツッコミを入れたくなる「魚」がスーパーで売られていたとして、X（ツイッター）上で反響を呼んでいる。
その名も、「シャトー鰤アン」だ。
「脂がのってます」と大きく書かれたおいしそうなブリが、高級肉の顔をして並んでいる。
こちらは2024年2月4日、Xユーザーの賽骰だいす（＠Saikoroid）さんが
「ドやかましいわ」
というつぶやきともに投稿した1枚。
このシャレの効いた商品名に対し、ユーザーからは9万4000件を超えるいいね（6日時点）のほか、
「上手いこと言ったった感」
「ネーミングセンスに溢れすぎてるw」
「うまい！！！座布団5枚！！！」
といった声が寄せられている。
5日、Jタウンネット記者の取材に応じた投稿者の賽骰だいすさんによると、この「シャトー鰤アン」を発見したのは4日の10時頃、名古屋のスーパーの鮮魚コーナーでのことだったという。
「以前から変なPOPの多いスーパーではあったので多分店として好きなんだろうなぁとは思っていましたが、鮮魚コーナーで見かけたのは初めてでした」（賽骰だいすさん）
いったいどうして、こんな名前になったのか。気になったJタウンネット記者は5日、この「シャトー鰤アン」が販売されていたスーパーの鮮魚部主任・Kさんにも話を聞いた。
鰤の価格が高騰していて...
Kさんによると、「シャトー鰤アン」と名付けたのは2022年。
当時はブリの価格が高騰していため、何か付加価値をつけようと「シャトーブリアン」と「ブリ」をかけ、面白半分で名付けたという。
「ちょうどコロナ禍だったし、世の中あんまり良い状態じゃなかったので、ちょっとでも笑ってもらえればいいかなと思って安直に付けました」（Kさん）
「シャトー鰤アン」は、ブリの腹のところで一番脂の乗った部分だそう。
名前を付けて以降、X（ツイッター）に写真を挙げてくれるお客さんや、「脂がおいしかったわ」と言ってくれるお客さんの声も多く寄せられたため、現在まで続けているとのことだ。
Kさんは今回、X上で話題となっていることについては「全然知らなかったです」とした上で、
「簡単な気持ちでつけたものだったんですが、喜んでいただける方がいるなら、これに終わらず新たな商品やネーミングも考えながら売り場づくりをしていければいいなと思っております」
とコメントした。
