自動販売機に衛生用品を備蓄 災害時に無料で提供 宮城県とアース製薬の取り組み

備蓄している衛生用品などを無料で被災者に提供する自動販売機が、東北地方で初めて仙台市宮城野区のイベント施設に設置されました。

宮城県とアース製薬が連携して、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎに設置した自動販売機は、普段は飲み物を販売していますが自販機の横のボックスにはマスクや手指洗浄液など衛生用品が備蓄されています。

災害時には施設の管理者が自販機やボックスの鍵を開け、避難してきた人たちに無料で配ることができます。

アース製薬降矢良幸社長補佐「メリットは、即対応して使っていただけるところかなと思ってます。これが全てを賄える量ではないですが、すぐにでも使っていただけるところがそこにあることがいいのかなと」

アース製薬は自治体と協定を結び、これまでに衛生用品を備えた自販機を兵庫県や大阪府などに5台設置していて、東北地方での設置は初めてです。

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