メッシのSNS、中華圏の言語や英語による誹謗中傷が相次ぐ「我慢ならない!」「見下しているのか!」アジアツアーで香港リーグ選抜戦だけ欠場

リオネル・メッシのSNSが荒れに荒れている。

メッシが所属するインテル・マイアミは2月21日のMLS開幕を前にアジアツアーを敢行。1月29日にアル・ヒラル、2月1日にアル・ナスルとサウジアラビアで対戦し、4日には香港で香港リーグ選抜と、7日には東京でヴィッセル神戸と親善試合を行なった。

メッシはアル・ヒラル戦で先発。88分までプレーしてPKで1ゴールを決め、アル・ナスル戦では88分からピッチに立った。しかし、メッシは香港リーグ選抜戦では、怪我を理由に出場しなかった。これが香港で大きな怒りを買った。

“メッシ目当て”にスタジアムに集まった3万8417人のファンをはじめ、メディアなどはメッシやインテル・マイアミに対して憤怒。香港行政のトップ、李家超行政長官が主催者の『Tatler Asia』に対して経緯の説明やチケット購入者の要望を積極的に応じるよう声明を発表する事態に発展した。
それでも香港サッカーファンの怒りは収まらなかった。香港リーグ選抜戦から3日後、日本で行なわれた神戸戦でメッシが60分に途中出場したためだ。メッシは巧みなボールさばきで国立競技場に集まったファンを大いに沸かせた。

ただでさえ怒り心頭の香港サッカーファンは、メッシが神戸戦に出場したことで暴走に拍車がかかったようだ。メッシの公式インスタグラムの最新投稿は、サウジアラビアで行なわれた試合のものだが、その投稿のコメント欄が中華圏の言語や英語による罵詈雑言で溢れかえった。

「10年以上もメッシのファンだったが、今回の件には我慢ならない!」「中国のファンを尊重しないなら中国に来る資格はない」「それでも世界最高の選手なのか」「香港で欠場して東京で出場した理由を教えてくれ。中国のファンを侮辱しているのか」「嫌いなら来るなよ」「香港での態度は冷たかったのに、日本では歓迎的だった。なぜだ?」「もう中国には来るな」「中国を軽視する者は悪い結末を迎える」「中国人を見下しているのか!」

メッシのプレーを見られなかった香港サッカーファンの怒りは、しばらく収まりそうにない。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社